2019年04月
「令和」時代が平和でありますように!
明治、大正、昭和、平成と続いた元号は、4月1日に新元号「令和」が発表されました。まだ聞きなれないので少し違和感はありますが、すぐに馴染んでくるでしょう。
これでいよいよ5月1日には、皇太子殿下が新天皇に即位され新しい時代が始まります。「令和」の時代には地球の破壊が止まり、美しい自然が戻ってきて、平和で、住みやすい時代であることを願っています。
平成時代を振り返ると平成元年にドイツのベルリンの壁が壊されましたが、私は、たまたま、学会でベルリンにいたので、落書きがされているベルリンの壁を記念に持って帰りました。平成2年には東西ドイツは統一され、今日のドイツの発展の基礎ができました。しかし、朝鮮は未だに南北に分断されたままで冷戦が続いています。早く南北が統一されて、核兵器のない平和な社会になることを願っています。
平成7年には地下鉄サリン事件、13年にはアメリカ同時多発テロ、23年には東日本大震災がありました。その後も熊本地震など自然災害は多い「平成」だったように思いますが、戦争のない平和な時代であり、多くの国民は日々の暮らしに充足感が持てたでしょう。
世界に類のない日本特有の元号、即ち、和暦は、生活者目線で見ると、いろいろな反対意見が聞こえてきます。例えば「和暦は換算が面倒だから西暦だけにすればよい。」「改元のたびにシステムを変更するのは、社会的コストの損失」「昔の元号を見てもどれくらい昔なのか判り難い」などです。しかし、一方では、「元号は日本固有のものであり、伝統を継承すべきである。」という意見も多いようです。
元号は飛鳥時代の645年に「文化」で始まり、「平成」まで247代あるそうで、一つの元号の平均は5年半と短いようです。「令和」と時代は移っても人の営みは、何ら変わることはないので、平和が続き、住みやすい日本であってもらいたいと願っています。
ところで、遠賀中間医師会病院は、平成17年に生まれた新しい病院ですが、「令和」には、地域の患者さんにとってなくてはならない病院になるために、「患者さんとそのご家族、地域の皆さん、そして職員とその家族から信頼され、愛される病院を目指します。」という病院の基本理念に従って、日々精進いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。