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ごあいさつ

おかがき病院 院長 竹之山 利夫

2017年01月

平成29年1月 院長挨拶
 新年明けましておめでとうございます。
 今年の干支(えと)は丁酉(ひのととり、ていゆう)です。酉は、口の細い酒つぼや樽の形を表す漢字で、さんずいがつけば「酒」、それを「酌(く)み」交わせば「酔う」となります。収穫した作物から酒を抽出する意味や、収穫できる状態であることから「実る」も表わします。つまり、果実が成熟した状態を表しています。
また十二支や干支の考え方では、酉のつく年は商売繁盛に繋がると考えられています。酉(トリ)は「取り込む」に繋がるといわれ、そこから運気もお客も取り込めるというものです。
 次に人形作家 中村信喬氏の干支人形「鞨鼓鶏(かっこどり)」(写真①)を紹介します。中国の伝説上の聖天子(王)が、その施政に対して意見を申し述べる時に打ち鳴らすように、朝庭の内外に太鼓を設けたようです。これを諫鼓(かんこ)、または鞨鼓(かっこ)と呼びました。しかし、このように民のために心を砕く天子ですから、善政が行なわれ打ち鳴らす者はなく、永年の間に太鼓は苔むし、鶏の格好の遊び場になったそうです。つまり、この干支人形は天下泰平の証であり、平和な世の中になってほしいとの願いがこもっています。
 私がこの写真つきの年賀状を中村信喬さんに送ったところ、スケッチ画の印刷された年賀状を頂きました。年の始めの嬉しい思い出となりました。
 さて、昨年のノーベル文学賞は下馬評一位だった、村上春樹氏の受賞を待ち望んでいましたが、意外にもボブ・ディラン氏でした。歌手としての受賞は初めてだそうです。日本人としては残念でしたが、心より祝福します。
最大のヒットソングは「ライク・ア・ローリング・ストーン」(英:Like A Rolling Stone)でした。かつて上流階級に属していた女性をテーマにした曲です。
 ところで、新潮文庫「NHK気になることば:NHKアナウンス室編」によれば、価値観が変わると解釈が変わる、ことわざの例として、「転がる石には苔(こけ)が生(は)えぬ」を挙げています。元々はイギリスのことわざで、英語では「A rolling stone gathers no moss」となり、「度々転職や転居を繰り返す者は何も身につかない(だから転がるな)」が本来の解釈です。ところがアメリカでは、「活発に活動するものは、常に新鮮さを保てる(だから転がれ)」と解釈されるようです。自分としては、好奇心を持って前進したいと常日頃思っていますので、ボブ・ディラン氏がどのような意図で作詞したか想像もつきませんが、背中を押して貰った気がしています。
 寒いこの時期は花が少ないですが、当院北病棟には凌霄花(ノウゼンカズラ)と水仙が隣り合わせで咲いていました。(写真②)目出度(めでた)い紅白の彩(いろど)りです。凌霄花は夏の季語ですが、耐寒性を高めた園芸種のようです。丹精込めて世話している、環境美化委員の方々に感謝いたします。
 今後とも「いつも美しい花が咲き、素晴らしい環境で入院生活を送る」という方針を堅持(けんじ)します。
 今年も「いつも心のこもった挨拶と、溢(あふ)れる笑顔で」をモットーにして、地域に貢献して、人々に信頼される、明るい職場を目指します。 よろしくお願いします。

平成29年正月吉日   竹之山 利夫








 

過去のごあいさつ

  • 一般社団法人 遠賀中間医師会 会長 津田 文史朗
  • おんが病院・おかがき病院 統括院長 兼松 隆之
  • 一般社団法人 遠賀中間医師会 遠賀中間医師会 おかがき病院 総院長 末廣 剛敏
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